美容師の平均年収は低い?理由とリアルなステップアップを紹介!

2025.04.01 | 美容師

「美容師になりたいけど、給料が少ないって聞くし大丈夫かな?」「この仕事を続けたら、どんなふうに成長できるんだろう?」と不安に思っている人も多いのではないでしょうか。

たしかに、社会人1~2年目の美容師の給料・年収はほかのお仕事と比べて高いとは言えません。でも、それには理由があり、必ずしも悪いことばかりではないんです。

この記事では、美容師の給料が少なめと言われる理由や、実際の給料について詳しく解説します。働き方や成長の方法を知ることで、給料を増やすチャンスが広がるかもしれません。ぜひ参考にしてください。

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美容師の平均給料は350万円!低めの理由とは

では、なぜ美容師の給料は低めなのでしょうか?その理由を解説します。

※出典:国税庁「平均給与」

アシスタント期間がある

美容師は資格を取ったからといって、すぐにスタイリストとして活躍できるわけではありません。多くの人はアシスタントとして数年間技術や接客を学びます

この期間は、シャンプーやカラー、パーマの準備など、スタイリストのサポートが中心。お客様を直接担当する機会が少ないため、給料も低めになりがちです。

でも、この経験が将来の成長につながります。しっかり学んで技術を磨けば、早くスタイリストデビューすることも可能。あせらず一歩ずつ成長していきましょう。

美容師の給料は「基本給+成果報酬」

美容師の給料は「基本給+成果報酬」で決まることが多いです。成果報酬とは、自分が担当したお客様の数や売上によって給料が変わる仕組みのこと。

経験を積んで指名のお客様が増えれば、そのぶん給料もアップします。

頑張りが反映されるやりがいのあるシステムですが、最初のうちは指名が少ないため、収入が安定しにくい面もあります。

でも、コツコツ技術を磨いてお客様に喜んでもらえれば、指名も自然と増えていきます。自分の成長が給料につながる仕事なので、やりがいを感じやすいのが魅力です。

独立や個人で働く道もある

美容師は将来的に独立したり、自分で仕事を受けるスタイル(フリーランス)で働く人が多い職業です。

最初はお店に雇われてアシスタントからスタートしますが、スキルや経験を積めば自分のお店を持ったり、好きな場所で自由に働くこともできます

お店で働いている間は給料が低めでも、独立すれば自分の努力次第で収入アップのチャンスが広がるのも魅力です。将来の働き方をイメージしながら、技術や知識を身につけていきましょう。

キャリアアップしたら美容師の給料・年収はどれくらい上がる?

美容師は自分の頑張り次第でどんどん給料がアップする職業です。技術を磨き、経験を積んでお客様からの指名が増えれば、それに応じて収入も上がっていきます。

では、実際にどのくらいの給料が見込めるのか、役職ごとの目安を紹介します。

アシスタント:190~220万円

アシスタントの期間は2~3年が一般的です。アルバイトとしての雇用も多く、給料は150~220万円程度。月収にすると16万~24万円ほどです。時給にして各地域の最低賃金というケースも少なくありません。

ただし、アシスタントの中には国家資格の取得前、専門学校に通っているうちに働き始める人も含まれています。

アシスタントの主なお仕事は、受付・ドリンクや雑誌の提供・会計・掃除・シャンプーなどがメインです。美容室によってはカウンセリングを担当できる場合もあります。

ジュニアスタイリスト:270万円前後

スタイリストとしての本格デビュー前、ジュニアスタイリストというステップが設けられている美容室もあります。ジュニアスタイリストの期間は1~2年が一般的です。

スタイリストとは違い、高度な技術を必要としないカットやカラーの担当がメインのお仕事。ただし、カットするため国家資格を必要とします。

正社員・パート・業務委託などの働き方があり、給料は270万円前後まで上がります。月に換算すると20万~22.5万円が目安です。

スタイリスト:300万円前後+インセンティブ

スタイリストの給料は約300万円前後を基本として、インセンティブをプラスする形式が多くみられます。インセンティブは、一定の売上(設定金額)を上回った分に歩合のパーセンテージを掛け算して算出されるのが一般的です。

たとえば、設定金額が60万円で売上が80万円だった場合、差額の20万円に対してインセンティブが計算されます。歩合のパーセンテージが2%なら、インセンティブの金額は20万円×2%で4,000円です。

スタイリストになれるのは勤続3年以降が多く、施術できる範囲に縛りはありません。その分、次のステップであるトップスタイリストになれるかどうかは腕次第。カットやカラーの技術力もさることながら、指名獲得のための接客力も試されるステージです。

トップスタイリスト・チーフ:400万~750万円

安定した指名数を獲得し、店舗をひっぱるスタイリストになるとトップスタイリストに昇格します。店長を補佐する業務まで任せられればチーフです。

基本給は月25~29万円が相場ですが、役職手当や安定したインセンティブが加算されます。加算分が給料を大きく左右するので、トップスタイリストやチーフは400万~750万円と幅があるのが特徴です。

チーフになるには、スタッフとの信頼感も必要なので、勤続年数が6~7年目以降で担うポジションといえます。店長への昇進や独立を目指す人には必要なステップです。

一方、トップスタイリストになると、業務委託という方法で完全歩合制の働き方を選択する人も。指名を受けた分の売上の30~50%を報酬として受け取るのが一般的です。月の売上が80万円なら、24~40万円を受け取ります。自分の売上次第で給料アップが叶う働き方です。

店長:500万~700万円

店長の相場は500万~700万円です。基本給は月30万円ほどで、役職手当とインセンティブで加算されます。勤続10年目以降で店長になる人が多いようです。

店長の仕事にはスタイリストとしての仕事だけでなく、店舗経営も含まれます。売上や顧客の管理、スタッフのメンタルケア、給料や仕入れの計算など仕事内容は多種多様。指名があれば施術もおこないます。ただし、忙しくなるぶん、加算金額は大きくなります。

独立・オーナー:1,000万円も夢じゃない

お店の看板がなくても指名されるレベルになると、独立も視野に入ってきます。自分がオーナーのお店を持てば、年収1,000万円以上も夢ではありません。

店長になってから独立する人もいれば、業務委託のトップスタイリストとして独立し、その後に自分のお店を持つ人もいます。

ただし、独立すると店長以上に経営のお仕事が大変になるので、美容師としての学び以外の知識や能力も必要です。

東京ベルエポック美容専門学校では、トップスタイリストを目指せる特別授業があります。たとえば、第一線で活躍するプロから直接学べるTOPゼミでは、最新の技術やトレンドを学ぶことができ、より実践的なスキルを身につけられます。

さらに、現場実習では実際のサロンで働きながら経験を積めるため、在学中からプロの現場を体験し、即戦力としての力を養えます。学校でしっかり学びながら技術を磨き、憧れのトップスタイリストを目指しましょう!

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美容師のリアルなステップアッププラン

より具体的にイメージするために、リアルなステップアッププラン2つを見てみましょう。年齢と勤続年数、役職、年収を表にしました。

休業期間なし・店長昇格のパターン

まずは育児などの休業期間がないパターンです。

年齢 勤続年数 キャリア・人生設計 年収
19~22歳 1~3年 専門学校の学生+アシスタント 150万円
23歳 4年 ジュニアスタイリスト 270万円
24~26歳 5~7年 スタイリスト 350万円
27~33歳 8~14年 トップスタイリスト 500万円
34歳 15年~ 店長 700万円

専門学校で学んでいるうちからアシスタントとして勤務し、順調に昇進した場合のキャリアです。

27歳で給料500万円に到達すると、他の業種の年代別平均を上回るので夢がありますね。

育休取得・パート雇用期間があるパターン

育児休業と子育て期間中のパート勤務を選択したパターンです。

年齢 勤続年数 キャリア・人生設計 年収
19~22歳 1~3年 専門学校の学生+アシスタント 150万円
23歳 4年 ジュニアスタイリスト 250万円
24~26歳 5~7年 スタイリスト 350万円
27歳 8年 育休半年 170万円(育児休業給付金)
27~30歳 8~11年 スタイリストとしてパート勤務(時短勤務) 200万円
30歳~31歳 11~12年 スタイリスト 350万円
32~35歳 13~16年 トップスタイリスト 500万円
36歳 17年 店長 700万円

育休や時短勤務期間は給料が下がります。また、フルタイム勤務の人と比べて指名の獲得数を上げるのはなかなか難しいため、昇進まで少し時間がかかるでしょう。とはいえ、スタイリストとして復帰できるのでキャリアがストップする心配はありません

ちなみに、育児休業給付金は店舗からではなく国からもらえるお金です。給料350万円の場合、育児休暇が6カ月であれば170万円程度がもらえます。

実践的な内容をどれだけ学べるかが給料・年収アップのカギ!

ここまでを読んで「キャリアアップには色んな能力が必要っぽいな」と気づいた人もいるでしょう。まさしくその通りで、美容師のキャリア・給料アップにはさまざまな能力が求められます。具体的にどんな力が必要なのかを見ていきましょう。

資格取得=ゴールではない

美容師になるためには国家資格が必要ですが、それを取得しただけではスタイリストにはなれません。スタイリストとして活躍するには、指名を獲得できるほどの技術や接客力を身につける必要があります。

実は、国家試験で学ぶ内容には今のサロンであまり求められない技術も含まれていることがあります。逆に、現代のお客様が求める最新のカットやカラー技術、流行のスタイルなどは試験の項目には含まれていません。

つまり、美容師のスタートラインには立てても、それだけでは「またこの人にお願いしたい!」と思ってもらえるレベルにはなれないということ。資格取得は大前提として、その後どれだけ実践的な技術を学び、指名を獲得できるようになるかが重要です。

お客様を満足させる技術とセンスを磨こう

指名を増やし、キャリアアップしていくためには、さまざまな技術やセンスが必要になります。

・カット・カラー・パーマなどの技術力
・希望をくみとるためのヒアリング力
・お客様の好みを感じ取るための観察力
・似合うヘアスタイルを作り出すデザイン力
・心地良い時間を過ごしてもらうための接客力
・会話をはずませるための幅広い情報収集力
・トレンドをキャッチするための感度

さらに、店長やオーナーを目指すなら、これらのスキルに加えて売上管理やマネジメント能力も必要になります。どの学びも将来の自分を支えてくれるので、無駄なものはひとつもありません。

美容師として成長し、収入を上げていくために、どんな力が必要かを意識しながら学んでいきましょう。

美容師の給料・年収は低め?でも可能性は無限大!

美容師の平均給料・年収は低めと言われることが多いですが、その背景にはアシスタント期間があることや、独立や個人で働く美容師が多いことなどが関係しています。給料が低く感じる時期があっても、経験を積み、指名を増やしていけば収入アップのチャンスは十分あります。

また、美容業界は20代でも日本の平均給料・年収を超える可能性がある業界です。早くから活躍するためには、若いうちにどれだけ実践的な学びを得るかがカギになります。国家資格の取得をゴールにするのではなく、幅広い知識や技術を磨き、指名される美容師を目指すことが成功への近道です。

東京ベルエポック美容専門学校では、国家資格の取得だけでなく、パーソナルカラー、おもてなし力、最新のヘアカラー技術、ブライダルヘアメイクなど、現代のニーズに合ったスキルを学ぶことができます。さらに、半日登校プランもあるので、アシスタントとして働きながら学ぶことも可能です。

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