美容師の仕事内容とは?1日の流れや働き方を詳しく解説!

2025.09.18 | 進路選び 美容師

「美容師になりたいけれど、具体的にどんな仕事をするのかわからない」「1日の流れや働き方について知りたい」と思っている方も多いのではないでしょうか。

美容師は、お客様の髪を美しく整えるだけでなく、カウンセリングやヘアケアの提案、ヘアサロンの運営に関わる業務など、さまざまな仕事をこなします。

この記事では、美容師の仕事内容や1日の流れ、やりがいや大変なこと、収入の目安、向いている人の特徴まで詳しく解説します。

美容師の仕事内容とは?基本的な業務内容を紹介

美容師の仕事は、髪を切ることだけではありません。他にもヘアカラーやパーマ、シャンプー、スタイリングなど、さまざまな業務があります。

ここでは、美容師の仕事内容について具体的にみていきましょう。

カット・カラー・パーマなどの施術

美容師の大切な仕事のひとつが、カット・カラー・パーマといった施術です。お客様の「こんな髪型にしたい!」という気持ちを聞いて、その人の髪の状態や雰囲気に合ったスタイルを考え、実際に仕上げていきます。

カットは、髪の長さや形を整える技術です。顔の形や全体のバランスを見ながら切るので、美容師としてのセンスとスキルが一番問われる部分です。

カラーは、髪に色を入れる技術です。明るくしたり、流行の色に染めたりと、見た目の印象を大きく変えることができます。ただし、薬剤を使うので、しっかりした知識が必要になります。

パーマは髪にカールやウェーブをつけて、ふんわりしたり動きを出したりする技術です。髪のダメージやクセなども見ながら、その人に合った方法で行うのがポイントです。

シャンプー・ブロー・スタイリング

美容師の仕事はカットやカラーだけではありません。お客様にリラックスしてもらうためのシャンプーや、キレイに仕上げるためのブロー・スタイリングも、とても大切な役割です。

シャンプーでは髪を洗うだけではなく、「気持ちいい!」と感じてもらえるように、手の動かし方や力の入れ方を工夫します。リラックスしてもらえる時間になるように、心をこめて行います。

ブロー・スタイリングは、カットやカラーが終わったあとの仕上げです。ドライヤーやブラシを使って、髪をキレイに整え、お客様のなりたいスタイルを完成させます。最後の仕上げだからこそ、印象を決める大事なポイントになります。

見た目だけでなく、「気持ちいい」「また来たい」と思ってもらえるようにすることも、美容師の大切な仕事です。

カウンセリング・お客様対応

美容師にとって大切なのは、髪を切るテクニックだけじゃありません。お客様としっかり話す力もとても重要です。

髪の悩みや「こうなりたい!」という希望は、人によってちがいます。ただ髪を整えるだけでなく、お客様の気持ちをしっかり聞き取って、その人にぴったりのスタイルやケアの方法を提案するのが美容師の役目。

たとえば、「前髪を切りたいけど似合うか不安…」というお客様には、顔の形や雰囲気を見てアドバイスしたり、おうちでできるお手入れの方法を伝えたり。そんな丁寧な対応をすることで、「またこの人にお願いしたいな」と思ってもらえます。

ヘアケア商品の販売・提案

ヘアサロンでは、シャンプーやトリートメントなど、髪をキレイに保つための商品も販売しています。美容師は、お客様の髪の悩みや髪質を見て、その人にぴったりのアイテムをおすすめします。

たとえば、「髪がパサつく」「カラーがすぐに落ちちゃう」などの悩みに合わせて、自宅でもできるケアの方法や、使うといい商品を紹介します。

掃除や片付け

美容室は、清潔で気持ちよく過ごせる場所であることが大事。そのために、掃除や片付けといった業務も、美容師の大切な仕事のひとつです。

たとえば、カットしたあとの髪をすぐに掃除したり、使った道具をきちんと片付けたり、鏡や床をピカピカにしておくことが必要です。

そのほかにも、使ったタオルの洗濯や、お客様に出すドリンクの準備など、細かい仕事もたくさんあります。こうした気配りが、お客様に「また来たいな」と思ってもらえる理由になります。

美容師の1日の流れとは?ヘアサロンでの仕事のスケジュール

美容師の1日は、朝の準備から始まり、施術や接客、ヘアサロン内の仕事をこなしながら夜までしっかり働く、やりがいのある毎日です。

朝の準備・開店前の業務

開店前には、店をキレイに掃除したり、ハサミやドライヤーなど道具の準備をします。

シャンプー台のチェックや薬剤の用意、タオルの補充などもこの時間に。予約の確認もして、1日の流れを頭に入れておきます。

午前の施術(カット・カラー・パーマなど)

朝は、カットやカラー、パーマなどの施術がスタート!

この時間は、短時間で終わるメニュー(前髪カットやカラーのリタッチなど)が多めです。

お客様の希望をしっかり聞いて、ぴったりのスタイルをつくります。

ランチ休憩

ランチは、忙しさによって時間が変わります。予約が多い日は、ちょっと急いで食べることも。

合間にスケジュールの確認や、お客様への連絡などもすることがあります。

午後の施術・予約対応

午後は、カラーやパーマなど、少し時間がかかる施術が中心になります。

お客様のカウンセリングや、次回予約の受付なども大切な仕事。

限られた時間の中で、ていねいに、効率よく動くことが求められます。

閉店後の片付け・練習時間

営業が終わったら、使った道具や店内の掃除をして、次の日に備えます。

そのあと、技術をもっと上達させるために、先輩と一緒に練習することもあります。

流行のスタイルや新しい技術を学ぶために、勉強会やオンライン講座に参加する人も多いです。

美容師の仕事内容のやりがい

ここでは、美容師という仕事の魅力を紹介します。

お客様の「ありがとう」がやりがいになる

美容師をやっていて一番うれしいのは、施術が終わったあとにお客様から「ありがとう」と言われる瞬間。

お客様が笑顔になって帰っていく姿を見ると、「この仕事を選んでよかった」と心から思えます

さらに、何度も来てくれるお客様ができたり、「○○さんにお願いしたい!」と指名されるようになると、自分の頑張りがちゃんと伝わっているんだと実感できます。

技術の向上を実感できる喜び

美容師は、努力すればするほど技術が上達する仕事です。

最初はできなかったスタイルができるようになったり、トレンドのカラー技術を覚えて、お客様に新しい提案ができるようになると、自信もアップ!

「自分、成長してるな」と感じる瞬間は、やりがいのひとつです。

美容師の収入はどれくらい?給料やキャリアアップの道

美容師の収入は経験やスキル、働くヘアサロンによって異なります。アシスタント時代は低めですが、スタイリストになると収入は上がるのが一般的です。

厚生労働省 職業情報提供サイトによると、美容師の平均給料は371.7万円となっています。国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」では、給与所得者の平均給料は458万円のため、美容師の給料は平均よりも低めということになります。

とはいえ、技術を磨いて人気の美容師になったり独立したりすれば、平均よりも多くの収入を得ることは可能です。「美容師だから給料が低い」ということではないので、働く場所や努力次第で収入を増やせる可能性があることは押さえておきましょう。

美容師の給料についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。

美容師の平均年収は低い?理由とリアルなステップアップを紹介!

美容師の仕事内容を知って自分に合った進路を考えよう

美容師の仕事は、カットやカラーなどの施術だけでなく、お客様対応や清掃など、多岐にわたります。また技術だけでなく、コミュニケーション能力や気配りも、美容師にとって重要なスキルです。

お客様に満足してもらい、信頼関係を築くことで、美容師としてのやりがいを感じられるでしょう。

美容師としてしっかりした技術や知識を身につけるには、専門的な勉強が大切です。東京ベルエポック美容専門学校では、最新の美容技術や実践的なスキルを学べて、すぐに活躍できる美容師を目指せます。

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