アイリストは美容師免許なしでもなれる?必要な資格を紹介
2025.09.24 | 進路選び ヘアメイク メイク 美容師
「まつエクの仕事がしたい!」そう思ったとき、最初にぶつかるのが「美容師免許が必要って本当?」「免許がなくてもできる方法はある?」という疑問ではないでしょうか。専門学校に通うには時間もお金もかかるし、家族の理解も必要です。
この記事では、美容師免許なしでできるアイリストの働き方や、免許取得までの現実的なルート、専門学校の選び方までを丁寧に解説します。
美容師免許がなくてもアイリストになれる?
美容師免許の必要性や、免許がなくてもできる仕事について詳しく紹介します。今の自分にできることから、一歩ずつスタートしていきましょう。
アイリストには基本的に美容師免許が必要
まつ毛エクステやまつ毛パーマの施術を行うには、原則として美容師免許が必要です。これは、目元というとてもデリケートな部分に触れる仕事だから。
少しのミスでも、目のトラブルや感染症の原因になってしまうことがあるため、安全面がとても重視されているのです。
美容師免許があるということは、技術面だけでなく、衛生管理の知識や、正しい施術方法を学んできた証明にもなります。お客様にとっても、安心して施術を受けられる大切なポイントになるのです。
また、働く側としても、免許があることで堂々と仕事ができ、就職先の選択肢もグッと広がります。将来、自分のサロンを持ちたい!と思ったときにも大きな武器になります。
美容師免許が必要になった背景と法律の変化
実は、まつエクが流行し始めた初期のころは、無資格で施術をしている人も多くいました。ところが、それが原因で「目のトラブル」「接着剤によるアレルギー」などの事故が相次ぎ、社会問題に。
そこで2008年、厚生労働省が「まつ毛エクステの施術は、美容師免許を持つ者に限る」と明確に定めたのです。
これは、美容師法という法律に基づいており、「目元の施術=美容行為」とされているため、無資格で行うことは法律違反となってしまいます。
つまり、美容師免許はお客様の安全と、自分自身を守るための大切なもの。アイリストとして長く安心して働くには、免許の取得は必ず通るべき道なのです。
美容師免許が不要な業務
「じゃあ免許がないと、サロンで働けないの?」そんなことはありません。例えば次のような業務は、無資格でも携わることができます。
・受付や電話対応
・片づけや準備
・ドライヘッドスパ など
まずはサロンで働きながら、現場の雰囲気を知ることもひとつの選択肢です。
無資格でまつエク施術をするリスクと罰則
「こっそりやってもバレないんじゃ…?」と思う人もいるかもしれませんが、それはとても危険な考えです。
無資格でまつエクを施術すると、美容師法違反として罰金や業務停止命令が科されることがあります。
さらに、目にトラブルが起きた場合には、損害賠償を求められる可能性も…。信頼も失い、将来の夢も遠ざかってしまいます。
夢を叶えるためには、ルールを守って、正しいステップを踏むことが何より大切です。しっかりと資格を取って、堂々とアイリストとして活躍しましょう。
美容師免許の取得方法
美容師免許は国家資格。とはいえ、きちんとステップを踏めば誰でも取得を目指せます。ここでは、免許を取るまでの流れや試験内容をわかりやすく解説します。
美容師免許取得までの流れ
美容師免許は、国が定める資格(国家資格)です。以下のような流れで取得を目指します。
1.厚生労働大臣が認めた美容専門学校に入学
2.一定のカリキュラムを修了
3.国家試験(実技・筆記)に合格
4.免許申請を行う
5.美容師免許取得
進学から最短で2年で取得できます。
試験内容
・実技:カットやワインディング(ロッドを使った巻き髪技術)、オールウェーブなど
・筆記:衛生管理や皮膚・毛髪の基礎知識、美容技術理論など
しっかりと授業や実習を受けていれば、きちんと合格できる内容です。学校によっては国家試験対策に特化した授業があるところも。学校を選ぶ際には合格率も要チェックポイントです。
美容専門学校での学び方
美容師免許を取るには、美容専門学校に通うことが必要です。
学校によってさまざまな特徴があるので、自分の生活スタイルや目標に合った学校を見つけることが、夢を叶える第一歩です。
昼間課程(2年制・最も一般的なスタイル)
平日の昼間に通う学校で、高校卒業後に最も多くの人が選ぶスタイルです。カリキュラムがしっかり組まれていて、実技や学科の授業もバランスよく学べます。
友達と一緒に成長できる環境なので、「美容の世界が初めてで不安…」という人にも安心。
学生生活を楽しみながら、国家試験合格や就職を目指せます。
通信課程(働きながら学べる)
通信課程は、学校に通う日数が少なく、自宅でのレポート学習が中心となるスタイルです。
決められた期間内にスクーリング(学校での実習)を受け、卒業を目指します。
・自分のペースで学べるから、時間にゆとりがある
・学費が比較的おさえられている学校も多い
・通学日数が少ないため、働いている人や地方に住んでいる人でも学べる
ただし、一人で勉強を進める自己管理が必要なので、スケジュールを立ててコツコツ取り組むことが大切です。
働きながら夢を追いかけたい人に、心強い選択肢です。
夜間課程(費用を抑えながら通える)
夜間課程は、昼間にアルバイトや仕事をしながら、夜に通うスタイルです。学費が安く、働きながら通える点が魅力。
「金銭的に不安がある」「昼は家の手伝いをしている」など、事情がある人にも柔軟な選択肢です。
アイリストを目指す人に向けた美容専門学校の選び方
「美容師免許が取れるなら、どこの専門学校でも同じ?」そんなことはありません。
アイリストとしてプロの現場で活躍するためには、まつエクの技術を学べるかどうか、実習環境が整っているか、就職サポートがあるかなど、見るべきポイントがあります。
まつエクに特化した授業の有無
アイリストとして働くには、まつエクの専門的な技術をしっかりと身につけることが必要です。
学校によっては「アイラッシュ専攻」や「まつエク実習」がカリキュラムに組み込まれていて、在学中からアイリストとして必要な技術を集中して学ぶことができます。
また、実際のサロンを想定した施術練習やモデル実習があると、就職後にもスムーズに現場対応ができるようになります。まつエクに力を入れている学校かどうかは、学校パンフレットやオープンキャンパスでしっかりチェックしておきましょう。
国家試験対策
美容師免許は国家資格なので、筆記と実技の試験に合格しなければなりません。そのため、国家試験に向けたサポートがどれだけ整っているかも重要なポイントです。
・模擬試験や過去問対策が充実しているか
・試験に向けた個別指導があるか
・合格率が高いか
などを確認しましょう。特に合格率は、学校の実力を示すひとつの目安になります。
就職サポート体制
美容業界は就職先の幅が広いからこそ、学校の就職サポート体制がどれくらい手厚いかも見逃せません。
特にアイリストとしての道を目指すなら、アイラッシュサロンとのつながりが強い学校や、卒業生がアイリストとして活躍している実績のある学校を選ぶと安心です。
アイリストは美容師免許の取得が必須
アイリストになるには、美容師免許が必要というハードルがありますが、それは決して不可能な道ではありません。自分に合った進路や学び方を選べば、夢に向かって確実に前進できます。
アイリストを目指す人にぜひおすすめしたいのが、東京ベルエポック美容専門学校です。
まつエクに特化した授業があり、在学中から実践的なスキルをしっかり身につけることができます。
さらに注目すべきは、その確かな実績。就職希望者内定率:100%(2024年3月卒業生実績)。美容師免許の実技試験合格率は97.9%(2025年3月卒業生実績)を誇ります。
東京ベルエポック美容専門学校には、美容師免許取得に向けたサポートはもちろん、アイリストとしての夢を形にするための環境がそろっています。
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