【例文付き】美容専門学校の志望動機はどう書く?書くときのポイントを解説
美容師やメイクアップアーティストなど、美容の世界で働くことを夢見る人にとって、美容専門学校はその第一歩です。でも、入試のときに聞かれる「志望動機」をどう書いたらいいのか迷う人も多いのではないでしょうか。
この記事では、志望動機を書くときのポイントや例文をわかりやすく解説していきます。夢に向かって、自信を持ってスタートできるように、一緒に考えていきましょう。
目次
志望動機が大切な3つの理由
「どうしてこの学校に入りたいの?」面接や願書で、必ず問われるこの質問。でも、ただ「好きだから」と答えるだけでは、あなたの思いがしっかりと伝わらなくてもったいないかもしれません。
ここでは、志望動機が大切な理由を3つ紹介します。
面接や書類で必ずチェックされる
志望動機は、願書や面接のときにとくに重視されるポイントです。学校側は、学力試験だけでは測れない、あなたの個性や美容業界への適性、そして将来性を知りたいと考えているからです。
たとえば、同じ「美容師になりたい」という夢でも、「小学生のときに家族の髪を結んであげたら喜ばれたのが嬉しかったから」という人と、「有名な美容師さんのインスタを見てあこがれたから」という人では、伝え方も違いますよね。
志望動機であなたにしかないきっかけや想いをしっかり伝えることは、「この子は他の子とちがうな」「本当に美容が好きなんだな」と思ってもらえるチャンスになります。
学校生活への意欲も見られている
先生たちは、「この学校に入ったら、どんなふうにがんばってくれるかな?」という目線で志望動機を聞いています。ただ「入りたいです!」だけではなく、具体的な目標があると、やる気が伝わるでしょう。
たとえば、「ヘアカットの技術を身につけて、自分のお店を持ちたい」「メイクだけでなく、接客マナーも学んで、美容部員として働きたい」といったふうに、自分の未来と学校での学びがしっかり結びついていると、「この子はしっかり考えてるな」と思ってもらえます。
志望動機では「これからどうなりたいか」という姿をしっかりと見せていきましょう。
「どれだけ本気か」が伝わる
美容の仕事は、たくさんの人に憧れられる素敵な世界です。
でも、実際には、地道な努力が求められる場面もあります。だからこそ、学校側は「この子は最後までがんばれるかな?」「夢を叶えるために努力できる子かな?」という目線でも志望動機を見ています。
たとえば、「メイクが好き」だけじゃなく、「人を笑顔にするのが好きで、それをメイクを通して叶えたい」「技術をきちんと身につけて、地元の人に喜んでもらえる美容師になりたい」といった具体的な言葉があると、「この子は本気なんだな」と感じてもらえます。
あなたの本気の気持ちは、きっと文章にもにじみ出ます。飾らなくて大丈夫。自分の言葉で、自分の思いをまっすぐ伝えてみましょう。
志望動機を書くときのポイント
ただ「好きです」「入りたいです」だけでは伝わりにくいかもしれません。ここでは、読む人の心に届く志望動機のポイントを紹介します。
美容の仕事をちゃんと調べよう
「美容の仕事」とひとことで言っても、実はたくさんの種類があります。美容師やメイクアップアーティスト、ネイリスト、アイリストのほかにも、ブライダルヘアメイク、エステティシャン、美容部員など、さまざまな種類があり、それぞれにちがう役割と働き方があります。
まずは、「自分がどんなことにワクワクするのか」「どんなふうに人を喜ばせたいのか」を考えてみましょう。そのうえで、それぞれの仕事の特徴や必要なスキル、1日の流れなどを調べてみるのがおすすめです。
しっかりと調べることで、「なんとなく美容の仕事にあこがれている」状態から、「私はこの仕事がしたい!」という気持ちがはっきりしてくるはず。すると、志望動機にもしっかりした軸ができて、より説得力のある内容になります。
仕事の理解を深めるには、オープンキャンパスへの参加もおすすめです。美容業界の仕事について丁寧に説明してくれるため、自分に合った職種を見つけるための第一歩となるでしょう。
最後まで読んでもらえる構成を意識しよう
志望動機を考えるときは、「どんな順番で伝えるか」もとても大事です。気持ちがこもっていても、伝える順番がバラバラだと、読む人にうまく届かないことがあるからです。
まずは、自分の夢や目標を一番はじめに伝えることで、「この人はこんな未来を目指してるんだな」と相手に興味を持ってもらえます。それから、「どうしてその夢を持つようになったのか」を、自分の体験や気持ちを交えて伝えると、グッと説得力が増します。
そして、「だからこの学校を選びました」とつなげると、夢と学校がしっかり結びついて、内容に一貫性が出てきます。最後は、「入学したらこんなふうにがんばりたい!」という前向きな気持ちでしめくくると、読み終わったときの印象がとても良くなりますよ。
この流れを意識するだけで、志望動機はぐっと読みやすく、あなたの想いがまっすぐ伝わるものになります。
自分の体験を交えてみよう
志望動機にあなただけのストーリーがあると、読む人の心に残ります。他の人との違いを際立たせるためには、あなた自身の具体的な体験談を盛り込むことが効果的です。
たとえば「文化祭でヘアメイクを担当したら、友達に褒められた」「家族の髪を切ってあげたら、とても喜んでくれてうれしかった」「美容室でやさしい美容師さんに出会って、あこがれを持った」など、小さなきっかけでも大丈夫。
大切なのは、その体験を通して何を学び、何を感じ、それがどのように美容専門学校で学びたいという気持ちにつながったのかを明確にすることです。
「それが夢の始まりだったんだ」と思える体験を、ぜひ志望動機に入れてみてください。あなたにしか書けない、魅力的で、説得力のある文章になりますよ。
「その学校じゃなきゃダメ」な理由を入れよう
どんなに気持ちがこもっていても、「どこでも通用する内容」だと印象には残りません。
採用担当者は、「なぜ他の学校ではなく、うちの学校を選んでくれたのか」を知りたいと考えています。だからこそ、その学校ならではの魅力にふれてみましょう。
たとえば…
・オープンキャンパスで参加した授業がすごく楽しかった
・パンフレットにあった卒業生のインタビューが心に残った
・設備が最新で、プロと同じような環境で練習できると知った
など、自分の体験や感じたことを交えて、「この学校だからこそ学びたい!」という理由を書くのがポイントです。その学校ならではの魅力と、あなた自身の学びたいことや将来の目標を具体的に結びつけて熱意を伝えましょう。
【目指す仕事別】志望動機の例文
ここでは、目指す仕事や夢に合わせた志望動機の例文を紹介します。自分の体験や想いに近いものを見つけて、オリジナルの文章づくりにぜひ役立ててくださいね。
美容師を目指す人向け
私は将来、人の気持ちに寄りそえる美容師になりたいと思っています。
小さいころから家族や友達の髪を結んだり、スタイルを考えるのが楽しくて、だんだんと「髪型ひとつで人を元気にできるってすごいな」と感じるようになりました。
貴校では、現場に近い環境でたくさんの実習ができるところに魅力を感じています。実際に手を動かしながら学べるカリキュラムは、自分の性格にも合っていると感じました。
入学後は、技術だけでなく接客についても学びながら、お客さまを笑顔にできる美容師を目指して頑張りたいです。
ヘアメイクを目指す人向け
将来は、モデルさんやタレントさんの魅力を引き出すようなヘアメイクアーティストになりたいです。
映画や雑誌で見た華やかなメイクやヘアスタイルにあこがれて、「自分もこんな仕事をしたい」と思うようになりました。
オープンキャンパスで参加した授業では、実際に現場で活躍されている先生の教え方がとてもわかりやすく、さまざまなジャンルの技術を学べる点にひかれました。
入学後は、基礎から応用までしっかり学びながら、表現力を磨いて、将来はブライダルや撮影など幅広い現場で活躍できるよう努力したいです。
美容部員を目指す人向け
私は将来、人に自信を届けられる美容部員になりたいと思っています。
友達に合う色やメイクを考えるのが楽しくて、メイクを通して人が変わっていく姿を見るのが好きです。また、デパートで美容部員の方にメイクをしてもらったとき、自分に自信が持てた経験が心に残っていて、「私も誰かの力になりたい」と思いました。
貴校では、メイク技術だけでなく接客マナーやカウンセリングも学べると知り、ここで学ぶことで夢に近づけると感じました。
入学後は、お客さまの気持ちに寄りそえるような接客ができるよう、知識も技術もていねいに身につけていきたいです。
ネイリストを目指す人向け
私の夢は、お客さまの毎日をちょっと明るくできるようなネイリストになることです。ネイルアートの動画を見るのが好きで、自分でも試してみたときに「すごいね!」とほめてもらえたのがとても嬉しくて、もっと学びたいと思うようになりました。
貴校では、基礎からていねいに学べる授業や、コンテストにチャレンジできる環境があり、実力をしっかり伸ばせるところに魅力を感じました。
入学後は、自分のセンスや技術に自信を持てるようになり、多くの人の手元をかわいく彩られるように、日々努力していきたいです。
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志望動機は、「どうして美容の道に進みたいのか」「どうしてこの学校なのか」をしっかり伝えることが大切です。夢をもつ気持ち、自分の体験や未来への想いを、自分らしい言葉で届けましょう。
美容のプロを目指すなら、プロの先生たちがていねいに教えてくれる授業、最先端の設備、たくさんの現場体験。「好き」を本気にできる環境がそろっている学校を選びましょう。
「夢を叶えたい」「自信をつけたい」そんなあなたの気持ちに、きっと応えてくれる学校です。夢に向かって自分のペースで、一歩ずつ進んでいけば大丈夫。応援しています。