ヘアメイクアーティストのやりがいとは?魅力や目指し方まで徹底解説
2024.09.09 | ヘアメイク
ヘアメイクアーティストは、髪型やメイクを通して「その人らしい美しさ」を引き出すお仕事です。
結婚式やファッションショー、テレビ番組や映画の現場など、活躍の舞台は本当にさまざま。まるで魔法のように、たった数分で印象をガラッと変えてしまう技術は、多くの人を笑顔にします。
この記事では、ヘアメイクアーティストのやりがいや魅力はもちろん、必要なスキルや資格、そして目指すための道筋まで、これから美容の道を考えている人にもわかりやすく解説します。
目次
ヘアメイクアーティストとは?
ひとことで言うと、髪とメイクでその人を“最高の姿”に変身させるプロです。依頼されたイメージに合わせて、髪型とメイクをトータルでデザインします。服の雰囲気や会場の空気、照明の色まで考えて仕上げるセンスも大事な仕事の一部です。
活躍の場は、ドラマや映画といった撮影現場、ファッションショーだけではありません。成人式や卒業式、結婚式など、私たちの身近なイベントでも大活躍します。
仕事内容と活躍の場
ヘアメイクアーティストの活躍の場は想像以上に広いです。実際にどんな場所で、どんなお仕事をしているのかをわかりやすくまとめてみました。
活躍の場 | 仕事内容・特徴 |
---|---|
ブライダル | 花嫁様・花婿様やゲストを最高に輝かせるヘアメイク 打ち合わせから当日のお直しまで担当 |
ファッションショー | 衣装や照明に合わせた舞台映えするスタイルづくり 派手さやインパクト重視 |
メディア | 役柄や番組の世界観に合わせたビジュアルづくり 撮影中の細かいチェック |
写真館・フォトスタジオ | 記念写真を特別にするスタイリング 七五三や成人式などの撮影 |
イベント | 出演者を支える裏方仕事 早替えや本番中のお直しなどスピード対応 |
サロン | 毎日のオシャレを支えるヘアメイク お客様との長期的な信頼関係づくり |
広告制作・プロダクション | モデルやタレントのイメージ作り 作品全体のクオリティアップ |
ちなみに、似たような職業で「メイクアップアーティスト」は顔のメイク専門、「スタイリスト」は衣装や小物の担当と、それぞれ少しずつ役割が違います。
ヘアメイクアーティストは、髪とメイクの両方をトータルで手がけられるのが最大の魅力。だからこそ、いろんな現場で必要とされているんですね!
仕事内容についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてください。
ヘアメイクアーティストの仕事内容│必要なスキルまでわかりやすく解説
必要な資格・スキル
日本でヘアメイクアーティストとして活躍するには、美容師免許が必須です。髪を切ったりパーマやカラーをするには、この免許が必要と法律で決まっています。
免許を取るには、美容専門学校などで2年以上学び、国家試験(実技と筆記)に合格する必要があります。
資格を持ったうえで大事なのがスキルです。髪のアレンジ、カット、カラー、パーマに加えて、ベースメイクから特殊メイクまで幅広くこなせる技術力。
そして、お客様に似合うスタイルを提案できるセンス。さらに、現場でのチームワークやお客様とのやり取りを円滑にするコミュニケーション力も欠かせません。
必要な資格やスキルについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
ヘアメイクアーティストになるには?仕事内容や必要なスキル・資格を解説
ヘアメイクアーティストのやりがい
ヘアメイクアーティストの仕事には、心が動く瞬間がたくさんあります。「この仕事を選んでよかった!」と思える理由が、きっとあなたにも見つかるはずです。
お客様の笑顔や「ありがとう」に出会える
ヘアメイクアーティストにとって一番のご褒美は、お客様が鏡を見たときに見せる笑顔です。普段はあまりメイクをしない人でも、プロの手で髪型やメイクが整うと、自分でも驚くほど印象が変わります。
「えっ…これ、本当に私?」と目を丸くしたり、思わず笑顔がこぼれたり。中には、嬉しさのあまり目に涙を浮かべる人もいます。
特に結婚式の花嫁様から「一生に一度の大切な日に、最高の私にしてくれてありがとう」と言われたときの感動は、言葉では言い表せません。自分の技術で誰かの特別な日を彩り、その瞬間を一緒に喜べる。それは、この仕事だからこそ味わえる最高のやりがいです。
作品づくりに参加できる達成感
ヘアメイクアーティストは、サロンやイベントだけじゃなく、テレビ番組や映画、雑誌の撮影など、作品を作る現場でも活躍します。そこでは、衣装や背景、照明まで考えながら、求められる雰囲気を髪型とメイクで表現していきます。
たとえば、雑誌の撮影ならページを開いた瞬間に「おっ!」と目を引くようなスタイルを作ったり、映画なら役柄に自然になじむ髪型やメイクを整えたり。
そうして完成した作品が紙面やスクリーンに映ったとき、「この世界を作る一員になれたんだ」と思える瞬間は、胸が熱くなるほどの達成感があります。
流行を追いかけ続けられる楽しさ
ヘアメイクの世界は、季節や時代が変わるたびに新しいトレンドが次々と生まれます。髪色やメイクの色味、質感、形…今年の「旬」は、来年にはもう違うかもしれません。
だからこそ、雑誌やSNS、海外コレクションをチェックして、最新のスタイルやテクニックをどんどん吸収します。
この仕事に「ここまでやったら終わり」というゴールはありません。むしろ、自分の好きなことをずっと探求できるのが魅力です。
流行をそのまま再現するだけじゃなく、自分らしいアレンジを加えて提案できるようになると、「この人に任せたい!」とお客様から指名をもらえることも。毎日が新しい発見の連続で、飽きる暇なんてありません。
自分の技術がそのまま評価につながる
ヘアメイクの世界は、まさに実力勝負です。経験を積んで技術やセンスが磨かれるほど、任される仕事の規模や内容が広がっていきます。お客様や現場のスタッフに「この人なら安心」と思ってもらえると、次の仕事に呼ばれることも珍しくありません。
特にフリーランスで活動している場合、指名の回数や依頼の内容は、そのまま自分の技術力と信頼の証です。以前担当したお客様から「またお願いしたい」と連絡が来たとき、自分の腕前がしっかり評価されたんだと実感できます。
やりがいを最大化するコツ
ヘアメイクアーティストとして長く活躍するためには、ただ現場に出て仕事をこなすだけでは足りません。常に学び続け、自分の得意を磨き、自分の魅力を発信できるようになることが、やりがいを何倍にも膨らませる秘訣です。
最新トレンドの情報収集方法
美容やファッションの世界は、季節や年ごとに新しい流行がどんどん生まれます。だからこそ、アンテナを高くして最新情報をキャッチする習慣が大切です。
たとえば、美容業界誌やファッション誌を読むと、国内外のトレンドや業界の動きが一目でわかります。SNSやYouTubeでは、人気アーティストのテクニックや新商品のレビューをリアルタイムでチェックでき、自分のブランド作りにもつなげられます。
さらに、講習会やセミナー、ワークショップに参加すれば、プロの技術を直接学べるうえ、同じ夢を持つ仲間や業界の先輩とつながるチャンスも。こうして得た知識や技術が、現場での提案力や発想力をぐんと引き上げてくれます。
得意分野を伸ばす練習法
プロとして長く活躍するには、「自分はこれが得意」と言えるスタイルや技術をとことん伸ばすことが大切です。そのためには、やはり現場での経験が一番の学びになります。
サロンや撮影現場でアシスタントとして働くと、プロの手の動きや仕事の流れをすぐそばで見られて、「なるほど、こうやって仕上げるんだ!」と発見の連続。短期間でスキルがぐんと伸びます。
オフの日や放課後に、友人や家族をモデルにして練習すれば、いろんな顔立ちや髪質への対応力も自然と身についていきます。憧れのアーティストの作品を研究して真似してみるのも、自分の引き出しを増やす良い方法です。
そして、「結婚式場で花嫁様を最高に輝かせたい」「テレビの現場で有名人のメイクを担当したい」など、ワクワクする目標を持ってコツコツ努力すること。それこそが、成長を加速させ、やりがいを何倍にもしてくれる秘訣です。
ヘアメイクアーティストになるための手順
ヘアメイクアーティストを目指す道は、いきなりゴールにたどり着けるものではありません。
基礎を学び、資格を取り、現場で経験を積んで、一歩ずつステップアップしていきます。
1. 美容専門学校で学ぶ
まずは基礎をしっかり固めることからスタート。美容系の専門学校では、ヘアセットやメイクの技術はもちろん、色彩や皮膚の知識、接客マナー、コミュニケーションなど、現場で役立つ幅広いスキルを身につけられます。
東京ベルエポック美容専門学校のヘアメイク科は、2年間で1560時間という圧倒的な実技時間が魅力です。さらに、年間1600件以上の現場実習で、リアルな経験を積むことができます。
しかも、業界の最前線で活躍するプロから直接学べるから、技術だけでなく現場での立ち振る舞いまでしっかり身につく!卒業と同時にプロとしてデビューするチャンスも広がります。
2. 美容師国家資格を取得する
専門学校でしっかり学んだら、次は美容師国家試験にチャレンジです!試験は「実技」と「筆記」の2つにわかれていて、どちらもプロとして大切な知識と技術が問われます。
実技では、カット・ワインディング・オールウェーブセッティングなど、サロンワークに直結するスキルをチェック。筆記では、美容の基本知識や衛生管理、法律まで、幅広い内容から出題されます。
合格するためには、在学中からコツコツ練習と勉強を積み重ねることがカギ。この国家資格を持ってはじめて、お客様の髪を切ったり、パーマやカラーを担当できるようになります。
つまり、美容師国家資格はヘアメイクアーティストとしてのスタートライン!ここをしっかり乗り越えれば、あなたの未来はグンと広がります。
3. アシスタント時代で現場を知る
美容師免許を取ったら、多くの人は美容室やヘアメイクプロダクション、フォトスタジオなどでアシスタントとしてキャリアをスタートします。プロの手さばきや段取りを間近で見られるのは、この時期ならではの特権です。
撮影現場のスピード感、急な変更への対応、お客様とのやり取り、トレンドの取り入れ方…学校では学べない「生きたスキル」がどんどん身についていきます。
アシスタント期間はだいたい1〜3年ほどが目安です。この経験を積むことが、将来「この人にお願いしたい」と指名される人気アーティストになる近道です。
4. 独立やフリーランスとして活躍する
十分な経験と技術、人脈を積み重ねた先には、自分の名前で仕事を受けるフリーランスという道があります。案件探しからスケジュール管理、宣伝、事務作業まで、すべて自分でこなす必要がありますが、その分「自分らしい働き方」を自由にデザインできます。
SNSで作品を発信してファンやお客様を増やしたり、気に入ってくれたクライアントから直接指名をもらったりすることも。やりたい仕事を選び、働く時間もスタイルも自由に決められる魅力は大きく、自分の力でキャリアを切り開く達成感は格別です。
まとめ
ヘアメイクアーティストは、髪とメイクで人を輝かせる“美のプロ”です。お客様の笑顔や感謝の言葉、作品づくりの達成感、流行を追いかける楽しさ、そして自分の技術が評価される喜び、やりがいは数え切れません。
プロを目指すには、美容専門学校で基礎を学び、美容師国家資格を取得し、アシスタントとして現場経験を積みながらスキルを磨くことが大切です。その先には、独立やフリーランスなど、自分らしい働き方の道も広がっています。
もし「本気でヘアメイクの道に進みたい!」と思ったら、東京ベルエポック美容専門学校 ヘアメイク科がおすすめです。授業の90%以上が実技で、確実に技術が身につく環境です。年間1600件以上の現場実習もあり、テレビや映画、雑誌、ブライダル業界などで多彩な経験ができます。
ヘアメイクの世界は、努力した分だけ輝ける世界。あなたの「好き」が、人を笑顔にする力に変わる日を目指して、一歩を踏み出してみませんか。
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